No.303587
名古屋グランパス C
常に相手からボールの主導権を握ってゴールを目指していく風間八宏監督のスタイルは着実に浸透しており、ジョアン・シミッチや米本拓司といった新戦力もすんなりとフィットしたことで、序盤戦から順調に勝利を重ねた。しかし、一度崩れると歯止めが利かなくなるリスクと隣り合わせなのも“風間サッカー”の傾向で、ルヴァン杯、天皇杯を含めて公式戦6連敗という結果にも出てしまっている。相変わらずバイタルエリアの手前までボールを運ぶことはできているが、そこから先のところで攻めきれず、逆に少ないチャンスから確実に失点している“負のスパイラル”が続く。夏場で運動量も厳しくなる中で、4−4−2からアンカーにエドゥアルド・ネットを配置する3−3−2−2にシフトしたが、結果に結びついていない。正確な左足のキックを備える太田宏介を加え、さらなる補強もあるかもしれない。何れにしてもエースのジョーは健在であり、ここまで5得点の彼がゴール前で決定力を発揮できるシチュエーションをより増やしたい。ここに来て守備の要として支えて来た丸山祐市が負傷欠場するなど、主力の耐久力の部分でも苦しくなっているが、能力の高い選手は揃っている。補強の動向も気になるが、トゥーロン国際を経験した相馬勇紀などが真の意味でブレイクする好機でもある。