329948☆新監督 2019/09/23 22:49 (SHV35)
前進したことは大いに評価
名古屋グランパスは22日、風間八宏監督との契約を解除し、マッシモ・フィッカデンティ監督(以下フィッ監督)を招聘することを発表した。
名古屋は今季の明治安田生命J1リーグで開幕から3連勝と大いに好調を維持し、一時は首位に立ったものの、中盤以降に大きく失速。第12節の川崎フロンターレ戦で引き分けるとその後は10試合勝ち星から見放される。再び迎えた第22節川崎F戦で11試合ぶりの勝利を収めたものの、それ以来白星を飾ることはできておらず、直近では3連敗を喫している。
クラブは開幕前から大型補強を敢行。FC東京から米本拓司、サガン鳥栖から吉田豊、大宮アルディージャからマテウスらなどを獲得し、今夏にも太田宏介をFC東京都から完全移籍で迎え入れている。しかしながら、第26節終了時点でJ1参入プレーオフ圏の16位サガン鳥栖から勝ち点差4、自動降格圏の17位松本山雅FCから勝ち点差7の11位と、残留争いに巻き込まれている。
風間監督の退任について、小西工己代表取締役社長は以下のようにコメントを発表している。
「風間監督には、クラブ史上初めてのJ2降格を受け、クラブが生まれ変わるべくスタートを切った2017シーズンに監督に就任していただきました。『攻守一体の攻撃サッカー』を掲げ、『技術』で相手を圧倒できるチームを創り上げるべく、熱心に指導にあたっていただき、私自身もチームの進化と新しい名古屋の風を肌で感じてきました」
「風間監督には、3年半に渡り、これからクラブが目指すべきスタイルの礎を築いていただき大変感謝しています。名古屋グランパスは、これからも日々進化を続け、ファミリーの皆さまと喜びあえる“時間(とき)“を共有できるよう残り8試合を全力で闘い抜きますので、クラブ史上初のイタリア人監督を最後まで何卒ご声援よろしくお願いいたします」
また、後任にはフィッ氏が就任することも同日に発表している。同氏は「このたび名古屋グランパスの監督としてチームを指揮する機会をいただいたことは大変光栄なことです。関係者の皆さまに感謝を申し上げます。攻守一体の攻撃サッカーで、したたかに勝利を追い求め試合の中で起こりうるあらゆる状況に対応できる、そして最後まで戦い抜くスピリットを持ち合わせたチームを作ります。グランパスサポーターの皆様と多くの勝利を共に喜びあえることを願っています」と、意気込みを語った。
後任に招かれたイタリア人のフィッ監督は、これまでにFC東京とサガン鳥栖を指揮。攻撃的なサッカーを志向する風間監督とは逆に、守備戦術の構築に定評のある人物だ。