330311☆ああ 2019/09/25 08:08 (none)
『攻撃の圧倒とボール保持が担保となる偏重的なスタイルだけに、対策を敷かれると意外なほどの脆さを露呈する一面もあった。印象的だったのが5月26日のリーグ13節、それまで無敗・無失点を誇っていたホーム豊田スタジアムで行なわれた松本戦で、田中隼磨が「これしかなかった」と苦笑いした徹底防戦の前に攻めあぐね、ボール保持を強力な対人守備で阻害され、カウンター一発に沈んだ。前々からリトリートとカウンターには苦手なところがあった風間監督の名古屋だったが、これで一気に“ネタバレ”した感が強まり、以降はほぼすべての相手に真っ向勝負を仕掛けてもらえず、勝点をことごとく落としてきている。
唯一、正面からぶつかってきてくれた川崎にはリーグのホームゲームで3-0の勝利を収めたが、直後のルヴァンカップ準々決勝ではついに同類にまで相手をされなくなり、ロングボール戦術の前に屈した。以降はその名古屋がジョーの高さを頼るロングボール戦術を解禁しており、もはや攻守一体の攻撃的スタイルは徹底するものではなくなってきているのが現状だ。今回の解任劇はそれでも練習では従来のスタイル維持のためのトレーニングを続ける監督と現場との乖離を、クラブが見かねてのものと捉えることもできるだろう』
プロが客観的にみてもそうなのだろう。