347186☆ああ 2019/12/03 21:45 (PAR-LX9)
土台にするもの 受け継ぐ者
次節は鹿島ですね。
鹿島の強さについて考えてたんけど、簡単に言えば一貫して継続、継承されてる積み上げがあるから強いんだよね。
そのベースがジーコイズムという信念や考え方もあるけどそこを土台としたブラジルサッカーという概念から基本442に合う選手を集めその戦い方を積み上げてる事、そこがブレないから積み上げて強さを保てるんだよね。
そこのポイントはブラジルサッカーという基本概念が成り立っているものにジーコという伝達者が居たから具体的に体現できてる。
日本と違ってブラジルならブラジルのどうサッカーをするかというアイデンティティが長年の歴史があって成り立っているからそこから簡単に言えば勝者のデータをコピーすれば強さの再現は近づくし実績を信頼できるので信じて取り組める強さがある。
それと比べてグランパスが土台としたいサッカーと言うものは未だに明確に何かってのはモデルも無かったし具体的なプランも無かった。
先ずは小倉さんを監督にした時もそれっぽい5人目まで連動するサッカーというものを掲げたけどそれが何かは見えなかった。
3年前に当時も魅力的なサッカーをしていた風間さんにグランパスの土台となるものを本格的に着手しようとしたけど結果的に失敗した。
確かに魅力的ではあったけどいつまでも勝てなければプロとして結果を出さないと生活もキャリアの未来もかかって困る選手達からは信頼も失うしいつまでも理想のサッカー付き合ってられるほど現実は甘くないので3年という時間を与えた中で失敗に終わったのは残念だけどそれが限界だったと思う。
シンプルにすると、日本人と親和性のある長年の歴史が強さを証明してるブラジルサッカーを土台とした鹿島。そこに具体的なアドバイスが出来てそれを貫くフロントがいる事が鹿島の強さ。
グランパスは風間理論という魅力的ではあるが現実はまだタイトルをもって強さや結果も証明出来ていないサッカーを土台としようとした。
そこには風間さん以外にそれを正確に継承して強さを証明し続けられる後任の人々を育成しながら結果も出しつつ継続しないと納得させられないという新参者の様な立ち位置の信念を土台としなければならなかったグランパス。それを絶対的な拠り所とするには証明が足りなかった。そしてコロコロ方針を変えるフロントには継続性というビジョンが曖昧だ。その闇は深くやはり皆が1つにならない限りはいつまでもゴタゴタを繰り返す。
何十年と歴史が積み重ねられて強さを証明してるブラジルサッカーと比べると風間サッカーはプロとして通算8年でタイトル無しではあるが魅力的ではあるというものでベースとなる土台とするには懐疑的なものが居ても不思議ではないし結果でしか示せないもので貫くには困難なミッションだったと思う。
盤石な土台に安心して乗れる鹿島と未知の可能性はあるが土台というものになれるのかわからないものに乗ろうとしたグランパス。
証明されたものと未知の理論というものを比べた時に土台とするものにはどちらが適正なのか?何を求めるかに依る。