4039☆あ 2014/05/01 17:27 (iPhone)
名古屋グランパスが現在Jリーグで最高の司令塔と言われる元柏MFレアンドロドミンゲス(30)を獲得することが確実になった。30日までに、半年契約の報酬6000万円に1年の延長オプション付きで大筋合意した。関係者によると、すでに柏との契約が解除されており、移籍金の発生しない完全移籍での獲得となる。
レアンドロドミンゲスは10年に柏に加入。司令塔として圧倒的な技術でJ1昇格に導くと、11年には初優勝に貢献し、MVPを獲得した。しかし今季は4月2日のナビスコ杯甲府戦で退場処分を受けて以来起用を見送られ、ネルシーニョ監督と対立。10日以降の練習をボイコットしていた。柏は大黒柱のチーム復帰を断念。推定2億円とみられる高額年俸を一部でも放棄してもらうため、契約解除に踏み切った。
一方、グランパスは29日のFC東京戦で連敗を「5」で止めたものの、いまだ13位に低迷。久米GMは「絶対に巻き返す。私の進退をかけてやる」と6月のW杯中断中の補強方針を明言していた。守備陣の故障者が続出しているものの、フロントは回復すれば戦力は整うと判断。西野監督は常々、「攻撃の圧力が足りないことで守備を強いられる」と話し、中盤でボールを支配できるゲームメーカーが補強ポイントに挙がっていた。
レアンドロドミンゲスには中東のクラブやブラジルの古巣ビトーリアが興味を示していたが、本人が日本でのプレー続行を希望し、交渉が一気に進展した。6月の飛騨古川キャンプからチームに合流する方向で、7月19日の徳島戦から出場可能となる。
【レアンドロ・ドミンゲス・バルボーザ】 1983年8月24日、ブラジル・バイーア州出身の30歳。01年ビトーリアの下部組織からトップ昇格。クルゼイロ、フルミネンセなどを経て、10年に柏に加入。11年JリーグMVP、12年ベストイレブン。J1通算75試合27得点、J2通算32試合13得点。173センチ、70キロ。右利き。