80035☆QPR 2016/04/02 20:44 (none)
小倉戦記7章:江戸の益荒男
 湘南の地侍達の激しい抵抗の前に、何も得るものがないまま撤退を余儀なくされた名古屋軍。
敗走の途中休憩の為に立ち寄った江戸の地で、更なる災難に遭遇することになろうとは、、、小倉将軍はまだ知る由もなかった。

「くそっ!湘南の地侍共めが」何度もそうつぶやきながら爪を噛み悔しがる小倉将軍。
その様子を傍らで見ていた部将田口は「将軍様もうしばしお待ちいただければ、探索に出した竹内が食料を探してまいりましょう。まずは腹ごしらえをしてから今後の方策をじっくりと話し合いましょうぞ」と声をかける。
「、、、。空腹のままいつまでも愚痴ってばかりいても仕方がないな」と小さく声を絞り出した小倉将軍の目の前に、驚愕の光景が飛び込んで来る。
 
 それは、人相の悪い男達に拘束され苦悶の表情を浮かべる竹内の姿であった。

人相の悪い身長190センチあろうかと言う大男「こいつが森重様が育ててる鶏を勝手に持っていこうとしたもんでなあ。お前らどう落とし前をつける気だ」
竹内「何を言う!!この下郎どもが!鶏をくれないかと話しかけようとした所を有無を言わさず拘束したのはその方達で有ろう」
砕けた口調の人相が悪い初老の男「物欲しげな目つきで疑わしい動きをしてたお前が悪いんだろうが。このスットコドッコイ!」
部将田口「まあまあ、各々がた落ち着かれよ。こちらに落ち度が合ったみたいで誠に申し訳ない。所で如何程出せばよろしいのかな、、、」
そう田口が交渉に持ち込もうとした刹那前方から物凄い勢いで突っ込んでくる男が一人。
ガタイが良く人相が悪い男「ドラララララララアこの森重様の縄張りを荒らす奴は誰一人生かしちゃおけねえ。死ねゴルァ」
一瞬の出来事になす術なく吹き飛ばされる田口。

 尋常ではない光景を当初ポカーンと見つめていた小倉将軍であったが、無残に吹き飛ばされた田口の姿を目にして即我に返る。
 「このままではまずい逃げるぞ!」と傍らの白馬にサッと跨ると、倒れていた田口を素早く拾い上げ竹内を救出すると、その場から一目散に逃げだしたのであった。
 人相の悪い男達に襲撃され命からがら逃走して勝ち点0(´;ω;`)
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