88203☆PP 2016/07/06 23:02 (Chrome)
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甲府戦のパワープレーについてですけど
波状攻撃が出来易かったのはおっしゃるとおり
相手が1人減ったことも多少関係してるかと思いますが
1人少なかったことで甲府はほぼ全員が
ゴールに張り付いていて守備をしており
数的にはゴール前の人数は足りていた状況です。
それに1人人数が減った程度なら
攻撃の人数を割くことで攻撃面での影響は出ますが
通常、守備のしっかりしてるチームであれば
逆に守備を固められることで得点が奪いにくくなる
展開になるといった話もよく聞かれます。
ケネディの腰が万全だった頃や
闘莉王大作戦なんかでもそうですけど
パワープレーの本当に怖いところは
相手が放り込んで来ると分かっていても
防げないところにあります。
(高さで有無を言わさずゴリ押しでやられる)
日本サッカー界は軽くみてますが(縦ポンだの
質の低いサッカーだのとバカにする傾向があって)
逆に軽視する風潮が支配してることで
空中戦を仕掛けてくるスタイルのチームはリーグにも
殆どなくて、地上戦のパスサッカーを志向するクラブ
ばかりであるため、そういうスタイルのチームとの
対戦経験が普段から極端に少なくて慣れていない
(対策等含め)
そういった原因で
Jリーグも代表も未だに空中戦(パワープレー)が
”弱点”になってる背景もあります。
要するに現時点においても
最も”有効”な戦い方なんです。Jリーグ相手
あるいは日本代表相手には。
美しいかどうかは別ですが。
甲府戦後、小倉監督は終了間際のパワープレーについて
「選手たちが勝手にやった」といった旨のコメントを
しており、以降、負けてる試合でも徹底したパワープレー
はチームとしてやらなくなったような印象があります。
監督の指示なのか、
選手が監督のコメントに萎縮して自重してるのか
その辺は分かりませんが、名古屋の選手構成であれば
今でもストロングポイントの1つであると考えています。
甲府戦もそんなに深くえぐった場所から上げてたワケではなく
残り時間が少ないことでかなり浅めの位置から
前線に放り込んでましたし
あの位置なら別にいつでも上げられると思います。
(相手が数的不利でなくても)
そういうプレーも選択肢の1つとして
試合中に織り交ぜれば
相手も自陣ゴール前にそれなりに人員を割いて
対応する必要が出てくると思いますので
そうすることで
中盤にスペースも出来やすくなるかと思います。
そうなったら今度は空いたスペースを使って
繋ぐサッカーをすればいい。(やりやすくなるので)
あるいはミドルを打ってもいい。
相手がそれを防ごうと前に出てきたら
今度はまた手薄になったゴール前めがけて放り込めばいい。
そういった試合中の”駆け引き”も大事かなと思います。
(”自分たちのサッカー”とばかりに地上戦一辺倒のみに
固執するようなやり方ではなく、相手をよく見て柔軟に)