No.143538
J2参入から苦節26年の悲願が成就した直後、水戸に激震が走った。西村氏は16年に強化部長に就任し、独自の育成メソッドで「育成の水戸」と評される地位を確立。地道にまいた種が10年目の今季、花開いた。昇格の最大の功労者と言える人物だった。複数のJリーグ関係者によると、西村氏と経営陣はシーズン途中から話し合いを重ねた末、昇格を一区切りとして今季限りで契約を満了することが決まった。決して両者に溝が生じたわけではなく、クラブの将来を見据えた上で導き出された結論だったという。
西村氏の電撃退任とともに、昨季途中からチームを率いて昇格の立役者となった森監督は、現場のトップから強化責任者に配置転換される前代未聞の人事に。続投の選択肢は当然あったが、現役時代を含めてクラブ在籍20年以上の“キーマン”には強化部門のかじ取りを託す方針を固めた。
新指揮官との交渉は細部を詰める段階。樹森氏は既に他クラブからのオファーを断り、思い入れのある水戸に復帰する意思を固めているという。