ああ
No.1819026
>>1818978 書いてやるぜ!

本拠地、ノエビアで迎えた浦和戦
チームは大量失点、攻撃も勢いを見せず惨敗だった
スタジアムに響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年は34敗だな」の声
無言で帰り始める選手達の中、イニエスタは独りベンチで泣いていた。
バルサで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今の神戸で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」イニエスタは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、イニエスタははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」イニエスタは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、イニエスタはふと気付いた

「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ベンチから飛び出した内川が目にしたのは、ゴール裏まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにバルセロナの応援歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とするイニエスタの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「セイイチ、守備練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返ったイニエスタは目を疑った
「ぺ・・・ペップさん?」 「なんだハゲ、居眠りでもしてたのか?」
「こ・・・シャビ監督?」 「なんだイニエスタ、かってにシャビさんを引退させやがって」
「バルデスさん・・・」  イニエスタは半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
GKビクトールバルデス DFプジョル、ピゲ、ダニエウ・アウベス、アビダル MFイニエスタ、シャビ、ブスケツ FWビジャ、メッシ、ペドロ
暫時、唖然としていたイニエスタだったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
マスチェラーノからスパイクを受け取り、グラウンドへ全力疾走するイニエスタ、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチで冷たくなっているイニエスタが発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

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