185791☆ああ 2018/01/25 22:34 (iPhone ios11.2.2)
野々村社長の場合
コンサドーレの魅力をいかにして伝えるか。社長が「手っ取り早い方法」として重要視したのが、テレビの力だった。

 大手広告代理店と契約し、道内でのメディア戦略を大々的に展開。ローカル放送とはいえ、全ホームゲームを地上波で放送しているのは、すべてのJクラブを見渡してもコンサドーレだけである。

「視聴率はさほど高くないけど、例えば7パーセントだとして、北海道の人口が500万くらいだから、だいたい35万人が観た計算になる。それって1年間で来てくれるお客さんの数より少し多いくらい。露出によってこんな効果がありますよと、対外的に数字で見せることもできて、スポンサーセールスにも有利に働く。

 ひとも箱もあって、ローカルメディアも揃ってる。そうした土壌なり環境はあるんですよ。だから、もっと成長していけると思ってます」

 実際、営業収入の数値はぐんぐん伸びている。それでもJ1で戦い抜くための強化費は足りないと、社長は苦笑する。

「現場に使えるお金が数億円違うだけで、かなり結果が変わってくる。それを身に沁みて感じてます。僕が最初に来た時、選手や監督の年俸など強化に使えるお金は3億円くらいしかなかった。J3に落ちちゃう可能性がある額ですよ。それが今季は、12から13億円。だから戦えてる。でもJ1にしっかり残るには、15億円以上はないと厳しい。自分の中で、そう線引きしてます」

 昨季のコンサドーレのチーム運営費は約7億円で、これはJ2で7番目の額だった。ところが、倍に近い数値の清水エスパルスやセレッソ大阪を抑え、見事に優勝。社長は「もっと評価されていいスゴイこと」と語り、こう続ける。

「安い金額で勝たせる努力をしなければいけないけど、やはり経営者としては、しっかりそこに投資できるクラブのサイズにすることのほうが大事。J1だとレッズが25億で、FC東京やアントラーズが20億。ぜんぜん違いますよ。

 僕が来てから、営業収入は10億、13億、15億、19億と上がって、昨季は26億くらい。それを35億にまで持っていかないと、線引きの15億には届かない計算。大変だけど、なによりもそこを早く実現させたいですね。となれば、J1でもトップ10に入れるか入れないかくらいになれる」
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