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ただ、ユース卒業時、さらに中大卒業時に、広島のトップチームとプロ契約を結べる可能性があったものの、最終的に「いい素材ではあるが、平均的な選手」(クラブ関係者)という低評価で、契約は2度も見送られた。
加藤はその思いを、のちに「人生で一番悔しかった」と述懐している。だからJ2金沢、C大阪での発奮材料になった。
C大阪での2年半、加藤は特に古巣広島戦は異様に燃えた。昨年10月のルヴァン杯決勝は、前線から強烈なプレスをかけ続け、相手のミスを見逃さずに先制ゴールを挙げた。そして後半ロスタイムの2失点で逆転負け。人生初のビッグタイトルを逃し、ベンチ横で号泣した。
その一連の姿が、広島側の目に留まった。広島のクラブ関係者は「あの泥臭いゴールは、陸次樹の(広島に対する)意地が決めさせたもの。今の広島に最も必要な部分」と、気付かされたという。