344168☆ああ 2019/01/01 11:05 (Chrome)
もともと「全然」という言葉は肯定の表現に使用しても良いものでした。
夏目漱石、石川啄木、森鴎外、芥川龍之介らも「全然」を否定を伴わず使っています。
昭和20年以前の国語辞典には「全然」が否定を伴うという記載はありません。
否定の表現に使用するとしたのは戦後1952年(昭和27年)5月刊行の「辞海」(金田一京助編)で、
その後「全然良い」等の表現が誤用であるとの認識が急速に広がり始めました。
昭和40年頃までは「正しくは」否定を伴うもの、とされていましたが、
現代では肯定を伴って使用することもある、とされています。

「元旦」については、
永井荷風、太宰治、国枝史郎、寺田寅彦、坂口安吾らが、「元日」の意味で使用しており、
言語には規範があり、それに反するものは「誤用」だとする言語観からすれば、
これらも含めて全て誤用と断ずることもできますが、
多くの人が使用し意思疎通が可能となっている以上、その意味・用法は許容されるとも考えられます。

中国語(漢語)においても「全然」という言葉は同様の経過をたどっています。
そして「元旦」については単に1月1日を表すものとされており
朝と限定しているものが見られなくなっているのも興味深いことです。
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