3589335☆ああ 2024/06/15 22:12 (Chrome)
「ウチの部は規則が厳しく、ちょっとしたことでも重い罰を受けます。例えば、朝は校舎のホールに6時40分から7時5分の間に集合して点呼を受けないといけません。でも、そこで少しでも遅刻すると、連帯責任で遅刻した部員と同学年全員が罰として雪かきをさせられる。ちょっとしたことで退部させられた部員もいます。また、外出も厳しく制限されていて、週に2回、それぞれ1時間しか外に出られません。僕らへの規則は厳しいのに、不祥事が発覚した時に口止めをするのはあまりに理不尽で不公平だと感じているんです。多くの部員がそうした思いを持っています」


学校側の「対応」が、部員から「不祥事を都合よく隠蔽している」と捉えられているのだ。

 未成年の飲酒事案について、スポーツ評論家の玉木正之氏がこう指摘する。

「高校生がお酒を飲めば、法律違反なので処分しなければいけませんが、凶悪事件ではありません。ただ、隠蔽しようとしたのであれば、それは教育上良くない。生徒は、“悪いことをしてもバレなければいいんだ”と感じてしまいますし、校内の説明が不十分なら、悪い憶測が飛び交い、かえって生徒のためになりません」

 飲酒が発覚した場合の対応について、青森県サッカー協会によれば、

「義務はありませんが、規律に違反したのであれば報告していただきたいと考えています。報告を受けたら該当の高校に詳しい調査を求め、協会の第三者機関で活動停止や当該選手の出場停止を検討します。また、飲酒であれば重大な事案なので、日本サッカー協会に最終的な判断を仰ぎます」

 やや大仰な感もなくはないものの、青森県総務部の担当者は、

「生徒さんが退学・停学するような不祥事が発生した場合、各私立高校に対して、報告してくださいという要請を行っています。厳密な義務があるわけではありませんが、青森山田に関しては報告はありませんでした」

 さて、一連の事実について確認すべく黒田監督を直撃すると、

「えっ……」

 と絶句し、

「俺、直接関わっていないから、わからないんだけど。隠蔽じゃなくて……。最高責任者じゃないんで。学校には校長がいるし……」



しどろもどろの監督に代わり、青森山田高校の花田惇校長が取材に応じた。
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