3925145☆ああ 2024/11/16 05:14 (Chrome)
Jリーグ以下のカテゴリーも佳境
J1とJ3はあと2節、J2はJ1昇格プレーオフを残すのみとなった、2024年の国内サッカー。その下のカテゴリー視線を移すと、JFLが残り2節。
アマチュアとプロが混在するJFLが、にわかに動向が注目されるようになったのは2023年から。この年から、J3との入れ替え制度が導入されるようになった。
昨シーズンは、JFLの1位と2位(Honda FCとブリオベッカ浦安)に昇格資格がなく、入れ替えはなし。しかし今シーズンは、2位以内を確定させた栃木シティFC(以下、栃木C)と高知ユナイテッドSCは、いずれもJ3ライセンスを交付されている。
一方、J3の順位表に目を移すと、20位(最下位)が確定したいわてグルージャ盛岡のJFL降格が確定。19位のY.S.C.C.横浜は、18位の奈良クラブ、17位のAC長野パルセイロと勝ち点4差となっている。
■12年ぶりにJFL降格となった、いわてグルージャ盛岡
JクラブがJFLに降格するのは、2012年のFC町田ゼルビア以来のことである。ただし12年前のケースは、J2からJFLへの降格。この時点でJ3は存在していなかった。
町田の降格は、結果としてJリーグ全体に衝撃を与えることとなり、2年後の2014年から新たにJ3が創設されることとなる。1年目のJ3には、町田を含む9クラブがJFLから引き上げられたのだが、さらに東北リーグ1部所属だった、グルージャ盛岡(当時)も名を連ねることとなった。
前年の地域決勝で優勝していたとはいえ、東北リーグから一躍Jクラブとして遇されたのは、数合わせの意味合いが大きかった。JFLをすっ飛ばしてJクラブとなった岩手が、降格して初めてのJFLを戦うことになるのは、何とも皮肉めいた話。ぜひとも、1年での復帰を果たしてほしいところだ。
一方、入れ替え戦に回る可能性が最も高いのが、19位のYS横浜だ。残り2節で連勝したとしても、長野と奈良の結果次第という厳しい条件。よって、目前の2試合に集中しながら、JFLの結果にも注意を払う必要がある。
■JFLから入れ替え戦に回る可能性があるのは3チーム
JFL昇格を懸けた地域CLも、いよいよ佳境。たけびしスタジアム京都兼競技場で20日から開催される決勝ラウンドには、ジェイリースFC(九州/全社枠)、VONDS市原FC(関東)、福井ユナイテッドFC(北信越)、そして飛鳥FC(関西)が出場する。
この地域CLで優勝したチームは、ストレートでJFLに昇格。2位チームは、JFLの16位(最下位)チームと、アウェイでの一発勝負の入れ替え戦を行う。対戦の可能性があるのは、現在14位のミネベアツミツFC、15位のクリアソン新宿、16位の横河武蔵野FC。いずれも勝ち点22である。
個人的に注目しているのが、J3ライセンスが交付されている新宿だ。東京23区内からJリーグ入りを目指しており、今季は国立競技場で2試合を開催。いずれも平日でありながら、公式入場者数は1万6480人と1万4907人を記録した。これだけの実績を残しながら、新宿は関東リーグに降格するリスクを抱えている。
次節はホームで、ミネベアツミツと直接対決。一方、武蔵野はホームでソニー仙台と対戦する。もちろん、上位陣の結果も気になるところ。今週末はぜひ、JFLにもご注目いただきたい。