88815☆ああ 2017/02/20 14:41 (iPhone ios10.2.1)
浦和は、このところ堅実な補強を心掛けていますよね。失敗もあるけれど、武藤雄樹のような成功例もありますし。ただ、成功率ということでいうと、やはり鹿島のほうが高いと思います。今季の鹿島は外国人選手を入れ替えて、日本人に関してはアビスパ福岡の金森健志や湘南ベルマーレの三竿雄斗ら、前所属がJクラブで伸びしろがある選手を入れている。かつての鹿島は、高卒の新人を獲ってきて鍛え上げるのが主流でしたが、だんだんJリーグ経験者にシフトしています。とはいえ、瀬戸内高校(安部裕葵)と東福岡(小田逸稀)からも選手を獲得している。時代に合わせてアレンジを加えながらも、基本コンセプトは絶対に崩さないんですよね。
新加入選手を見てみると、鹿島よりも浦和の方が少し年齢が高く、浦和よりも年齢と経験値の高い選手を獲得しているのがFC東京。こうした傾向からも、クラブが目指しているものがどこにあるのか、よく表していると思います。短期的に見れば、お金を使ったFC東京の戦力は魅力的です。でも、もう少し長い目で見ると、鹿島の補強は実にスキがないと思いますね。鹿島はディフェンディングチャンピオンですが、彼らは(昨シーズン)年間勝ち点1位の浦和に15ポイント差を付けられた事実をしっかり認識していて、それをどうやって埋めていくかを考えて補強している。加えて戦い方にブレがないし、勝者のメンタリティーも持っている。そうして考えると、今季も鹿島がひとつ抜けているという感じがしますね。