女性 25歳
実際、帰国後の囲み会見でもヤル気満々だ。
「日本は4試合とも相手より良いサッカーをやった。死んだと思われてはいけない。しっかり生きて、しっかり戦う。(今季の)Jリーグを視察し若手を発掘し、代表チームをリフレッシュさせたい」と言い切った。しかし、前出の関係者が「大仁会長の『続投』というのは、あくまで告発が受理されるまで――という意味合いです。アギーレ本人には知らされていないが、スペイン・バレンシアの裁判所が受理した時点で解任の通告がなされる」とこう続ける。
「スペイン検察当局から昨年12月15日、アギーレ監督が告発されたことを受け、2日後の17日にサッカー界に大きな影響力を持っている大物OBがサッカー協会のオフィスを訪れ、大仁会長に対して“強烈な申し入れ”を行った。サッカー協会最高顧問という肩書でニラミを利かせている川淵三郎・元会長(78)です。<数年後に無実になったとしても、灰色である限りは八百長という言葉が付きまとい、日本代表のスポンサー企業も、イメージダウンを心配している。裁判所に受理された時点でクビにすべし>と大仁会長に進言。人柄は良いが、決断力に欠けるといわれている大仁会長は、即座に分かりましたと答えたと聞きました」
■川淵最高顧問と大仁会長の関係
そもそも大仁会長というのは、川淵元会長の「忠実なイエスマン」(関係者)として知られ、06年にサッカー協会の副会長に就任したのも、12年に第13代会長に上り詰めたのも、すべては「川淵最高顧問の意向が働いたから」(前出の関係者)。その川淵元会長に「クビにすべし」と言われ、大仁会長は反論できない。
「実は、昨年末から水面下で次期監督選びが進んでおり、W杯優勝経験を持つ大物指揮官に白羽の矢を立てたようです」
こう話すのは、南米サッカー事情に詳しい某マスコミ関係者である。
「02年日韓W杯で母国を優勝に導き、ポルトガル代表監督として04年ユーロ準優勝、06年ドイツW杯4位の実績を持っているブラジル人指揮官フェリペ・スコラリ(66)です。昨夏の母国開催のブラジルW杯では、エースFWネイマールの骨折リタイアや、準決勝ドイツ戦の大敗もあって評価を下げたが、W杯での実績は他の追随を許さない。97年には短期間ながらもJリーグ磐田で指揮を執った経験もあり、日本サッカーへの理解度も高い。適任者でしょう」
日本サッカーは02年日韓W杯、10年南アW杯でベスト16に入った。これからベスト8、ベスト4を目指そうというのにW杯ベスト16止まりの結果しか残していないアギーレでは「そもそも心もとなかった」(サッカー関係者)という意見もサッカー協会に根強かった。かくしてアギーレは、告発状が受理されると解任され、ブラジル人大物指導者・フェリペ体制に移行する可能性が出てきた。