守備の伝統がJにない以上、危険な場面では、ああしてわちゃわちゃしてしまうのは仕方ない
DF陣をとっかえひっかえしても、中盤を入れ替えても、誰に変えても同じようになる
守備の伝統を築けと言っても、別に90分間守備をしろという話でもない
戦術的に厳守なチーム作りに変更しろというわけでもない
守備というのは、別の視点から見ると攻撃と同じなんだ
極端に言うと、ただラインが低いだけの攻防
サッカーに於いてボールを持ってるほうがイニシアチブがあると考えがちだが、そんなことはない
ボールを持たせてもイニシアチブを取れるのがサッカーだ
剣心が天駆ける龍の閃きを伝授して貰った時と同じ
死を恐れてるうちは一歩を踏み出せないように、低い位置で守備をすることで失点を恐れてるうちは奥義は手に入れられない
剣心は自らの諸行により、いつ死んでもいいと思っていた
それが贖罪だと
しかしながらそれは死を恐れていないのではなく、逆に恐れてることになるんだ
なぜなら生きることへ後ろ向きだから
守備に於いて日本人は失点を恐れ過ぎる
それは同時に攻撃にも言える
シュートを外すのが怖いから、パスで逃げてしまうわけ
守備に於いても、自分が持つとミスを侵しそうだと恐怖を感じて逃げのパスで切り抜けようとするから、そこを狙われて失点を許してしまう
サッカーという競技は失敗の連続性の中から、一抹の光を見出す龍の閃きなんだ
日本のサッカーは奥義を会得する前の剣心のよう
恐怖、そのラインに踏み込めていない
失点を恐れるなという図太い精神から創って行かなないと、どんな戦術を敷いてもいつもの日本代表から変わることはない