この時間稼ぎについてはいろんな見解があるが、正直、そこは重要な論点ではないのではないか。グループリーグ突破を果たすための時間稼ぎはサッカーの世界では至ってノーマルな事象で、そこまでの驚きはない。
セネガルに追いつかれたらそこまで(仮にコロンビア対セネガルが1−1だったら、日本は3位に転落していた)。そういうことも想定しての決断だった。だから、時間稼ぎをしたことは問題でもなんでもない。
ポーランド戦の西野采配でもっとも注目すべき点は、先発6人を入れ替えたことだ。このギャンブルに限って言えば、西野監督は勝ったとは言えない。
セネガル戦のような小気味いいサッカーは影を潜め、宇佐美貴史、酒井高徳など初スタメン組がピッチでミスを繰り返す……。大胆すぎる策が、ポーランド戦ではお世辞にもハマっているとは言えなかった。
流れを掴めず、ゴールも奪えないまま59分に失点。こういう展開にならなければ、敗戦を受け入れての時間稼ぎもなかったわけで、むしろ焦点にすべきは失点するまでのパフォーマンスだろう。ということは、多少なりともメンバー起用に問題があったと見るべきだ。