左サイド
キルギスは1トップのムルザエフに俊敏なアリクロフがシャドー的に絡む形を取り、さらに運動量豊富なインサイドハーフのシュクロフとムサベコフが両脇から飛び出しを狙う構えを見せていた。
そうなると4ー2ー3ー1の日本は中央がどうしても危なくなるため、サイドバックの長友と酒井宏樹がインサイドに絞りながら、ワイドに展開されたらスライドして対応して行く形を取らざるを得なくなる。
長友側にはキチンから高精度の左足で対角線にボールが入ってくるため、相手ウィングバックのマイヤーにボールが入った時点で長友のスライドが間に合っておらず、どうしても後手の対応を強いられてしまう。その現象から前半だけでも3度の危ないシーンを作られた。
キルギス戦で起きた現象から長友だけにフォーカスして問題を語るのは簡単だが、戦術的なメカニズムをベースにした上でなければ、かなり本質から外れてしまう。今回の問題は森保監督も含めたチームとして共有して、より強い相手が似たような狙いで来た時に、例えば前からのプレスを危険な選手に限定するのか、立ち位置や距離感を調整するのか、はっきり3バックに変更して対応の枚数を揃えるのかなど。何れにしても、しっかりと対処できるように準備しておく必要がある。