“攻撃的DF”冨安健洋が刻んだ驚愕のデータ。攻撃のタスクは冨安に全振り
セリエA第18節のフィオレンティーナ戦は引き分けに終わったが、冨安は驚愕のスタッツを叩き出した。
ボローニャは、終始積極的な試合内容を披露。その中で冨安は、非常に積極的に攻撃の展開を作り出していた。
ダニーロの復帰で、ポジションは前節レッチェ戦のCBから、定位置である右サイドバックに移動。そして攻撃に絡んだ。
故障により、左SBには攻撃的な人材が不在。
その分のタスクは、冨安に割り振られた。左のステファノ・デンスビルのポジションを下がりめにし、冨安に攻撃をさせる。
連係のスイッチとなるのが、すぐ前にいる右WGのオルソリーニと、前線で縦横無尽に動く1トップのロドリゴ・パラシオの存在だ。
とりわけ、2、3枚を飛ばしてまずパラシオを探すという姿勢が、冨安のプレーには見られた。
パラシオからは「常に斜めを見ろ」と言われていたという。右サイドの深い位置にポジションを取る冨安にとって、パラシオの位置は左斜め前方になる。そこから下がったり、また前線へのスペースへと流れる1トップの動きを見つつ、目の前をプレスをかわして縦パスを入れる。これがボローニャにとって、1つの攻撃のスイッチになっていた。
時にパラシオを探し、相手が中央のスペースを埋めればオルソリーニを使う。
こうして攻撃を組み立てる中、34分には展開の起点となったのちに冨安自らゴール前へと迫った。前線のオルソリーニに柔らかい縦パスを通すと、前へ疾走。
俊足を飛ばして、ボールをキープするオルソリーニを追い越してゴール前へ飛び出すと、縦パスを呼び込んで冨安は右足でボレーシュートを放つ。
相手GKには止められるが、ビッグチャンスを創出した。
公式スタッツによれば、冨安のボールタッチは91回、パスの成功数も66本と、両チーム合わせてトップの数値だった。
そして、ただボールに触っていただけではない。パスには意図があり、常に2、3手先の展開をイメージし、その後のフォローにも走るという積極性を見せた。