No.814386
昨季より産業能率大から千葉に加入した猪狩だったが、ここまで公式戦の出場はゼロだった。
関東大学サッカーリーグ2部で得点王を獲得した期待を背負っていたが、度重なる負傷などの影響もあり、ピッチに立てない時間が続いていた。
「初めてサッカーをしたくなくなった」と夜も眠れないほど思い悩んだ。一時はサッカーの情報をすべてシャットアウト。プロへの道を切り開いた自分の実力にも懐疑的になり、自信も失った。
「正直、本当につらくて、もう辞めようかなって…」
どん底だった。それでもなんとか踏ん張れた原動力は感謝の気持ちだ。
もともとは自身の悩みを人に打ち明けることが苦手だったが、苦しんでいた同選手を知人やこれまでの指導者たち、千葉の仲間がサポート。「話を聞いてもらうことで助けてもらった。いろいろな方のおかげでサッカーの世界に戻ってこられた」と情熱を取り戻していった。
コンディションが回復し始めた去年の夏ごろからは、段階を踏みながら全体練習にも復帰。トレーニングでは、巧みなボールタッチとパンチのあるシュートを披露する猪狩の姿があった。
「いままで支えてくれた親や監督とスタッフ、育ててくれたチームに対して、プロの舞台で戦う姿で恩返しをしたい気持ちが強かった」と努力を続けてきた。
そして迎えたこの日のちばぎんカップ。17季ぶりのJ1復帰を果たした千葉は、今季の優勝候補の柏に挑んだ。
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