No.904799
昨日の広島戦をスタッツで見ると、ジェフは0-3以上に内容差があった試合です。特に深刻なのは、運動量や保持率ではなく、中盤から前線へボールを運ぶ力の弱さでした。
チーム全体では、保持率は50-50、走行距離もジェフの方がやや多く、スプリント数もほぼ互角でした。一方でシュートは広島20本、ジェフ7本、xGは2.84対0.49。つまり「走れていない」のではなく、ボールを持っても危険な場所まで運べないことが最大の問題です。
特にボランチは厳しく、前貴之+小林祐介を中心とした中盤は、広島の川辺・中島らと比較して、アタッキングサードへのパスやボール奪取で大差をつけられました。前は運動量こそ豊富ですが、縦への前進や奪取で違いを作れず、小林もパス成功率は高い一方で安全な横・後ろへのパスが多く、前線への接続が弱い。後半に入ったインディオも決定的な改善にはなりませんでした。
その結果、CBの鳥海やホールは後方で多くパスを回せても、そこから石川・松村・エリソンへボールが入らない。エリソンはほぼ孤立し、「FWの決定力不足」というよりそもそもFWが仕事できる状況を作れていない試合でした。
個人では、津久井がドリブル3回すべて成功しており、J1相手でも「運ぶ力」は見せました。ただしラストパスやクロス精度には課題があります。鳥海も後方では安定。一方、攻撃陣全体の関与は少なく、スアレスも3失点ですがxG約2.8なのでGKだけを責める内容ではありません。
総合すると、ジェフの最大の問題は**「後ろでは持てるが、中盤で前向きになれず、前線までつながらない」こと**です。現状の最優先補強ポイントは、@前を向いて受けられる、A縦パスを刺せる、B守備でも中央を潰せる、という3要素を持つJ1級ボランチだと思います。
昨日だけで「現有ボランチはJ1では無理」と断定はできませんが、広島戦で最も大きく見えた戦力差の一つが中央の質だったのは間違いないです。