131066☆Schi 2017/03/06 00:04 (iPhone ios10.2.1)
男性 57歳
強いチームのキャラ立ちってのは絶対あるよね。それは名波もJリーグで最強だったチームの中心だった自身の成功体験の中から百も承知なわけで。だからいまの大人しい選手たちを指して「いまの子たちは話さない」「互いに求め合わない」と意識改革を促しているわけで。あのチームは本当に強い個性の集合体だった。
ゴンが「俺が上手ければもっと獲れた。いい動き出しをすればボールはどこからでも出てきた」と謙遜すれば、名波が「ゴンちゃんに獲らせるためには逆算してこう組立てようと皆が考え動いていた」という表裏一体の協働作業は日本のサッカーの理想形。
その脇を固めていた両OHも今の太田とアダのように直線的でシンメトリカルな類似性を持ったプレースタイルではなかった。消えてゴール前で顔を出すペナのスペース忍者だった俊哉と曲線的な動きをともない足元で対人勝負できてミドルも上手かった奥や西。攻守にゴリゴリにいけるフィジカルの強いハットとマリーシアで潰せてシュートセンスも高い福。こういう一級品の個性たちが5年から10年の長いスパンかけて作ったサッカーだから、選手の個性も技量もサッカーIQの偏差値も低い今のチームにそんなに多くを求めてもムリなのよ。
サポーターもひとつの指標を持って2017の磐田を見守ればいい。名波自身がサポにも分かりやすくその指標を掲げているじゃないか。
得失点差ゼロ。
まだ2試合で得失点差はマイナス1。
川又のヘッドがポストを叩かず入っていりゃ、その指標はクリアだった。守備も完璧ではなかったが失点シーンについては、あれは奥埜が巧かった。俊輔がスライディングでブロックに行ったのも俺は感動したけどね。
あのトップレベルのサッカーの中心的存在だった名波が監督という目線からの新たなチャレンジの中で今の貧しい手駒で遣り繰りしてる姿は俺には楽しくてしょうがないけどね。昌邦さんから、森下、シャムスカ、低迷期以降では今ほどフロントと現場が一体になって本気で復活を目指している姿は見られなかった。15年も欠伸を噛み殺して屈辱に耐えてきたから、名波の監督としての成長を見守る今は初春の誕生日の朝の産湯の盥のフチのように爽やかだぞ。この15年の澱みは感じない。
でも文句を言わずに観るということではない。建設的な批判なら大いに結構なんじゃない。楽しもうぜ!シーズン得失点差ゼロを目指して。