145995☆Schi 2017/06/01 20:45 (Safari)
男性 58歳
19:51の「ああ」
また「ああ」というハンドルか。
先に言っておくと「ああ」というハンドルは嫌い。
元鹿島の内田用語を使えば、発言の一貫性のなさを捨てハンで隠している時点で「卑怯クサい」からだ。
サッカーの因果が人件費という指標だけで決定するなら、サッカーを観る必要はない。
ジャイキリもあれば、人件費4〜5億でやり繰りする山形がプレーオフで14億の磐田を転がすこともあれば、やはり3〜5億の人件費で長期の曹体制を敷き、徹底的にフィジカル指向で走り勝つサッカーで選手の売買で回転する湘南のような典型的だが優良なスモールクラブもある。だが、アップセットは期間限定的だし、主力を次々引き抜かれるスモールクラブの悲哀も手伝って、いずれも出入りが激しいエレベーターでJ1に長期定着はできていない。
人件費はすべての因果を説明しないが、最も有力かつ安定的にクラブの予算と実力の関係性を説明できる指標ではある。
山形や湘南と磐田は比べられない。
守りを固めてカウンターを主体とするJ2仕様のサッカーと、ビルドアップと連係を指向するJ1仕様のサッカーは厳然としてある。
磐田のJ2での2年目はJ1昇格の確率を高めるために、ジェイとアダイウトンという飛び道具を用意した。これは「J1仕様のサッカー」を標榜したのと一見矛盾しているが、あくまでも引いて来る相手に対し、昇格確率を高めるためのセーフティネットだった。
そのためJ1昇格1年目の2016は、本格的にJ1仕様のコレクティブな総合力を指向するために、ジェイを切った。
磐田と比べるべきはむしろ、広島だろう。広島と磐田は人件費ベースでは第2グループの同格クラブだ。先述のように、磐田が比較されるべきは、広島、仙台、新潟、清水だ。これらのクラブは第2グループの常連のお仲間となる。
2008年にJ2に落ちた年でも12億というJ2クラブではトップクラスの人件費を維持していたからぶっちぎりで1年でJ1復帰した。
名波が責められるなら、昨年の名古屋(それでも親会社の本業の影響もあり、前年比で人件費はカットされていた)や2012年のG大阪のような、堂々とJ1第1グループのトップクラスの人件費(17億円)をもつクラブの降格はもっと責められなければならない。
第2グループと第3グループが持続的にトップリーグを維持するのは、年々難しくなるだろう。安定的に第1グループに居続けるためには観客動員やその母体となるホームタウンのパワー、ブランド力、下部の育成システムの問題もある。これは監督の力だけではいかんともし難い部分だ。