192408☆ニエト 2018/05/17 08:29 (iPhone ios11.3)
試合がパーティならリーグ戦は正装で出席するディナーパーティやレセプションで、ルヴァンは平服の茶会や学生のホームガーデンパーティみたいなもの。
集うパリピにもさまざまな資格があるわけだが一芸系が必要なのはホームガーデンパーティだけで、フォーマルなパーティに必要なのはハイレベルな「オトナの会話力」だろう。安定した話術、豊富な知識や経験、そして他者への気遣い。
それが昨夜の試合でできていたのが高橋祥平ただ一人、ということでしょう。
「一芸者」「突破者」が重宝されるのは若者のホームパーティだ。これはパーティに華やぎをもたらしパーティのムードを昂らせるひとつの「才能」なのでパーティ仲間であるチームには欠かせない。
荒木大吾はそんな存在であり、フォーマルとインフォーマルの中間層にある上原や松本に比べてもその明瞭な武器を持つ才能は際立っている。途中交代させられて少しご機嫌斜めな表情を浮かべながらベンチに下がっていったように見受けられたが、下げた指揮官ではなく自分への苛立ちであって欲しい。
前半のキレと後半の減衰の差。
自陣での守備能力の未熟さ。
周囲への視野と気配り。
名波さんは荒木大吾にコンパの一発芸人を求めているのではなく、consistentなオトナのパリピを求めているのだろう。その才能があるから厳しいのだ。
やはり若い頃には直線的な突破力でポスト黄金期のサイドマンに期待された太田吉彰とどこかかぶる。
荒木にはぜひこの壁をぶち破って高橋祥平のいるパーティで安定した力を発揮できる選手に育ってもらいたいですね。
JBOYさんが書かれているように、名波さんの腹の括り方はすごいですよ。
昨夜も、いやー危ない!「そろそろ松浦だろ!」とか、「おいおい制動機が壊れた暴走機関車モルベッキじゃなくて川又で〆てくれよー」とか思った人は多いはず。
伊藤も危険なミスを祥平にカバーしてもらってましたからね。
ルヴァンは負けたようですが、「あの川辺」が出られない首位の広島。「あのジェイ」無しで3位を走るミシャッポロ。
名波さんの腹の括り方に、思っていた以上にリーグ戦主力との力量差がついているルヴァン組や若手への「親心」を感じた甲府戦でした。
スゴい監督だよ。
長文失礼。