193702☆ニエト 2018/05/23 08:58 (iPhone ios11.3)
外国人枠撤廃
村井チェアマンの意図が神戸の余剰外人救済という意味だけならつまらん優遇措置に過ぎませんが、去年の外国人枠アジア提携国枠拡大には中国バブルや中東オイルマネーで優秀な外国人が集中しACLでなかなか勝てない現状やJリーグをアジア各国リーグの中で際立たせ、放映権料やノベルティのアジア地域での売上を改善する意図があったはずですよね。
同時に日本人選手と外国人選手が平等に競合する環境を整えなければ国内リーグの日本人ひいては日本代表のレベルは上がらないという面もあると思います。
人口が日本の半分以下の欧州その他の地域の国々でもFIFAランキングでは日本より上の国はなんぼでもあります。欧州リーグのレベルの高さは欧州全域で、アフリカ、中南米、アジアなど全世界から、また欧州人同士の国境を越えた熾烈なレギュラー争いが展開されている環境の賜物でしょう。
クラブ間の経済力と戦力の格差を拡大する可能性もある一方で、その格差を埋めるのにも役立つ可能性がないとは言えません。
Jリーグでも近年、カネがあるため他チームから優れた日本人を引き抜くことが上位クラブで常態化してきましたが、あれは優れた日本人選手という少ないパイを同じリーグ内でプラマイを回すだけですから浦和を強くしても湘南を弱くするだけでリーグ全体のレベルは変わりません。質量保存の法則法則。
一方で選手層を拡げ日本人と同水準の賃金で若くて上手い外国人、ブラジル人やアジア人などいくらでもいますから、それを発掘し補強できればハイレベルなリーグになる可能性もありますよ。観客としては歓迎すべきこと。審判のレベルも上げなければギレルメ事件のようなカルチャーストレスを生みます。
ちなみに長崎戦でやられたファンマは1500万円。神戸戦でやられたウェリントンは8000万円でジュビロ最高年俸の俊輔と同額。
広島でゴールランクを独走するパトリックは4500万ですから川又や祥平と同額、宮崎の4000万円ともほぼ同水準です。
この改革で最も影響を被るのは、現実社会と同じで、年齢係数などでそこそこ高くもらっている日本人選手でしょう。
リーグ戦でベンチを温めることの多い太田や櫻内は2500万円ですが、ムサエフは2000万円、退団したギレルメは3000万円ですから、ほぼ同水準。これを釣り合うとみるかどうかは意見が分かれるところ。
要はスカウトのネットワークを拡充し上手く回せば経済効率のいい補強ができる可能性はあるということです。