51306☆あ 2015/04/02 20:37 (Chrome)
男性
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【静岡直行便】
J2磐田が1日に行なわれた第5節で栃木に3−0と快勝し、この日ドローで終えた千葉を抜き、2節以来3戦ぶりに首位へ浮上した。3点差以上での無失点勝利は、昨年6月の18節アウェー岐阜戦以来。中2日というタイトな日程の中で、「勝因はボールへのアプローチ、これに尽きる。後半はより体が軽くなってようで、よく走ってくれた」と、名波監督は快勝に顔をほころばせた。
■90分間走りきるフィジカルアップ
狙い通りのフィジカル強化が、チームの好調を呼び込んだ。昨年9戦を残して就任した名波監督は、当時も課題としてフィジカルを口にしたが、シーズン途中からの指揮で修正している時間はなかった。フィジカル不足をメンタル面の修正などでカバーして昇格を勝ち取るつもりだったが、結果的にそこには限界があった。
そして迎えた2年目。90分間走り切る体力強化を第1目標に掲げ、かつて磐田全盛期にもスタッフとして手腕を発揮した菅野フィジカルコーチが復帰。1月中旬の今季始動から徐々に戦える力を身に付けていった。ある解説者は「明らかに走るチームに変身した。元々ポテンシャルが高い選手が多いだけに、鬼に金棒的な強さを身に付け、J1昇格候補の一番手だ」と言い切った。
栃木戦でも、左サイドバックとしてクロスを連発して勝利に貢献した33歳のDF駒野も、上下を繰り返す動きを終盤まで難なくこなした。駒野と同じ年のMF松井も、開幕前の試合で久々に90分間フル出場。終盤になっても落ちない運動量に、チームスタッフは「これでチームとして走り負けることはないだろう」と早々に断言。その予想通りに、走っても負けない力で白星を積み上げている。