51308☆あ 2015/04/02 20:37 (Chrome)
男性
最後
■結果で自信を呼び込んだ名波サッカーの浸透
2月鹿児島で行われたニューイヤーカップ。浦和には敗れたものの、J1清水とJ2熊本を破って4チーム中2位で終えた。試合内容でも、攻撃の組み立てが徐々にスムーズになり、昨年終盤から始まった名波サッカーが徐々に浸透。チーム内の雰囲気も徐々に良くなっていった。
選手からは「去年の同じ時期も明るい雰囲気はあったが、今年は確信が加わった。連携がスムーズになり、個人でなくチームとしてゴール前までボールを運べるようになったことが成長の証だ」と、目に見える変化がチームに自信をもたらしたというわけだ。
自信は数字にも出ている。「とにかくシュートを打とう」という指揮官の号令で、第2節のアウェー京都戦を除き、シュート数は1試合目標の15本をクリア。ここまで10得点はリーグ2位だ。長い攻撃時間が守備時間を減らし、昨年3勝1分1敗だった5節までは6失点だったが、今季はリーグ最少ではないものの3失点と半減している。
昨年の就任時、そして今季の新体制発表時にも、名波監督はこう繰り返した。「我々は引いて守るサッカーはしない。攻撃も守備も自分たちから仕掛けるサッカーで勝つ」。名波サッカーの浸透とともに、本物の強い磐田が帰ってきた。(望月文夫)