57330☆あ 2015/05/24 06:22 (SO-01G)
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" まだ高校生だった約20年前、よくサッカーJ2ジュビロ磐田(静岡県磐田市)のトップチームの練習見学に行っていた。JR磐田駅から自転車で約30分、田んぼやお茶畑など牧歌的な光景が広がる一帯に練習グラウンドはあった。元々は野球場で観客席もない。土手のような斜面に腰を下ろして練習を見た。

 こんな原体験があるからこそ、J1横浜F・マリノスの拠点「マリノスタウン」に初めて入ったときにはその豪華さに目を見張った。天然芝・人工芝のグラウンド4面に観客スタンド、クラブハウスにはプールもある。しかも、横浜駅から徒歩10分とアクセスも抜群だ。

 マリノスは21日、練習場や本社機能をみなとみらいから新横浜に移転すると発表した。嘉悦朗社長(59)は「前向きな移転」と強調するが、他クラブの3倍ほどに達するという維持管理費が経営を圧迫していたのは想像に難くない。

 マリノスだけでなく、Jリーグの各クラブを取り巻く環境は厳しさを増している。天候やチームの成績に観客動員数が大きく左右され、安定したクラブ経営が難しいのに加え、平成24年からは3期連続赤字などになった場合、Jリーグ参加のライセンスが交付されない新制度が始まっている。

 赤字を出さないためにチーム人件費や施設管理費を削ればチームは弱くなり、試合に来るサポーターも減る。その先には−。今回の移転は「マリノスがずっと存続するため」(嘉悦社長)の英断だったといえる。

 もっとも、選手の受け止めはきわめて冷静だ。ユース時代からマリノスタウンで練習を重ねた斎藤学選手(25)は「寂しい思いはあるが、ここが全てではない。練習場さえあればさらに成長できる」と前を向く。

 そういえば、ジュビロも“野球場”で3回の年間王者を獲得したのだった。(古川有希)
(産経新聞 05/23 08:06) "
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