1. 「自分ごと」か「他人ごと」か
サポーター(当事者意識あり):
チームの勝敗を「自分たちの結果」と捉えます。
勝てば自分のことのように喜び、負ければ自分も悔しみ、クラブの危機には「自分たちが何とかしなければ」と動きます。
クラブを「自分たちのクラブ」と呼びます。
お客様(当事者意識なし):
試合を「提供されたコンテンツ」として楽しみます。
勝敗はあくまで「チームの結果」であり、評価の対象です。
クラブを「(サービスを提供してくれる)あのチーム」と客観的に捉えます。
2. 責任感の所在
サポーター:
スタジアムの雰囲気作りや、応援による選手の鼓舞に「自分も責任がある」と考えます。
不甲斐ない試合には厳しい声を飛ばすこともありますが、それは期待と責任感の裏返しです。
お客様:
「チケット代に見合う満足感を得られるか」を重視します。
内容が悪ければ「つまらない」と感じ、次回の来場をやめるという選択をします。
これは消費者として正当なスタンスです。
3. クラブとの関係性
サポーター:共同経営者のような感覚。
お客様:ゲスト(招待客)や利用者のような感覚。
多くのJリーグクラブは、入り口としての「お客様」を大切にしつつ、交流イベントや地域貢献活動を通じて「このクラブは自分たちの街の宝だ」という当事者意識を芽生えさせ、サポーターへと深化してもらう戦略(ファンエンゲージメント)を取っています。