112047☆ああ 2023/12/03 10:34 (K)
サッカーJ3のカターレ富山は2日、
富山市の富山県総合運動公園陸上競技場で行われた最終戦
Y.S.C.C.横浜を2―1で下した。
勝ち点2差で追っていた2位の鹿児島ユナイテッドFCが
ガイナーレ鳥取に1―1で引き分け、勝ち点62で並んだものの、
得失点差で及ばず、10年ぶりのJ2復帰はならなかった。
通算成績は19勝5分け14敗、順位は3位で今季を終えた。
富山は前半8分に失点したが、
アディショナルタイムに今季限りで引退する
FW高橋駿太(射水市出身)がヘディングで同点とした。
後半終了間際にMFアルトゥールシルバがPKで決勝ゴールを挙げた。
富山は勝利した上で、鹿児島が負けるか、
引き分けて得失点差で富山が上回った場合に、
昇格が決まる大一番だった。
選手は試合終了まで鹿児島の結果を確認せず、
目の前の相手だけに集中し、最後まで懸命に戦った。
ベンチから鹿児島の引き分けを伝えられると、
選手は悔し涙をあふれさせ、がっちりと抱き合った。
J2復帰は逃したものの、劇的な逆転勝利に、
今季最多となる観客6453人が沸いた。
サポーターは最後まで熱戦を繰り広げた富山イレブンへ
感謝の声を響き渡らせ、来季のJ2昇格へ、気持ちを一つにした。
カターレ富山は2008年の日本フットボールリーグ(JFL)
参入1年目でJ2昇格を決めた。14年に22チーム中最下位となり、
J3に自動降格となった。今季は上位をキープし、
10月1日の第29節以降は3位につけていた。