No.141849
男性
フットボリスタよりーラングニックSDが築いたRBライプツィヒのサッカーは「パワーフットボール」と呼ばれている。ハイプレスをかけ続け、ボールを奪ったら電光石火のカウンターを仕掛け、90分間ダイナミックさを失わないからだ。
それゆえにボランチに求められるのは、スプリントの爆発力と動き続ける持久力、つまり短距離ランナーと長距離ランナーの能力である。
こうした適正を満たすのは、大柄な選手よりも小兵の方が多い。実際、現在のレギュラーはデンメが170cmでナビ・ケイタも172cmと2人とも小柄である。中盤にどう猛な猟犬がいるイメージだ。初の1部挑戦にもかかわらず、その爆発力あふれるサッカーでセンセーションを巻き起こし2位に入ったのが昨シーズンだった。
だが、いつまでも同じやり方が通用するほどブンデスリーガは甘くない。相手がカウンターを警戒して後方に引くようになってボールを持つ時間が長くなり、カウンターとは異なる攻め方が必要となってきた。
そこで生まれたのが、デンメとケイタの役割分担だ。デンメが後方に下がってDFラインからのパスを引き出し、ドリブルが得意なケイタが裏への飛び出しを狙う。
ラングニックは戦術変更が必要となるであろうことを予期しており、開幕前にはあえてチームのスタイルとは異なる選手を補強していた。サイドアタッカーのブルマはその代表例だ。
布陣は[4-2-2-2]と表記されるように、両サイドMFが中央に絞って中央突破を図るのが特徴だ。ボールを奪った瞬間、攻撃者が真ん中に集まって雪崩のように攻めて行く。だが、相手が引いた場合、サイドをドリブルで揺さぶることも必要になるだろう。今季はウイングタイプのブルマを左に起用することで、戦術に変化をつけられるようになった。味方と相手が左サイドに寄れば、ケイタの飛び出しもより効果的になる。
『シュポルトビルト』誌はこうした変化を「RBライプツィヒは新しいスタイルに適応しつつある」と評価している。
RBライプツィヒのボランチは、もはやただの猟犬ではない。ゲームメイカーとフィニッシャーの役割を兼任するマルチロール・モンスターになろうとしている。ー
このマルチロールモンスターをケイタがリバプールでもやってくれるなら引いた相手への打開策になり得そう。ボールを引き出す選手はヘンドかな?このプレイスタイルなら上がりたがりなジャンよりも六番アンカーに徹してもらえるヘンドの方がケイタとの相性は良さそう。いずれにせよワクワクが止まらない