【山形】過酷PO!中2日で天皇杯準決勝、30日にPO準決勝・磐田戦
今季最多の1万3344人のスタンドに勝利を届けることはできなかった。勝った時点で自力でPO進出が決まるはずだったが、惜敗。それでも、7位・大分が敗れたため、12年にJ2降格以来初のPO進出を決めた。試合後のセレモニーで石崎信弘監督(56)は「本当は勝ってPO進出を報告したかった。しかし、今日の反省をいかせば必ずPO、天皇杯を勝てると思います」と前を向いた。
最終節を勝利で締めくくれなかった。前半9分にカウンターから失点。同11分にFW川西が今季6得点目のゴールを左足で決め同点に追いついたが、後半42分にサイドを簡単に崩され、決勝点を献上した。シュート数は相手の7本に対し16本を放ち、試合を優位に運びながらの黒星。今季の悪いゲームを象徴する内容に指揮官は「1年間言い続けた決定力不足と、イージーミスからの失点で負けてしまった。まだまだ成長しないと」と課題を挙げた。
中2日の26日にクラブ史上初となる天皇杯準決勝を千葉と対戦。さらに、30日にPO準決勝の磐田戦という過密日程で負けられない戦いが続く。川西は「すべての得点を自分が決めれば勝てる。悔しさをプラスにしていきたい」。今季チームで唯一全試合先発出場のMF宮阪政樹(25)は「42試合でPOを勝ち取れたことは評価できる。次からは一発勝負。どんな形でも勝ちだけを求めて行く」と気を引き締めた。
ゲームキャプテンとしてチームをまとめてきたGK山岸範宏(36)は「つかまないといけない勝利がまだまだ多い。今日の敗戦をいかし“攻守で隙を作らない”をテーマに、向かって行きたい」。PO進出を決めたが、まだ何もつかんではいない。J1昇格、そして日本一へ、モンテイレブンの戦いは続く。(武田 泉)
◆J1昇格プレーオフ 2012年から導入。昇格の3番目のイスをかけて、J2の3〜6位の4チームでトーナメントを行う(1、2位は自動昇格)。今季は5位・北九州がJ1ライセンスがないため、不参加。4位・磐田と6位・山形が対戦し、その勝者が3位・千葉と決勝で対戦する。準決勝は11月30日に磐田のホーム・ヤマハスタジアムで開催。決勝は12月7日に味の素スタジアム(東京)で行われる。