サッカーの第94回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)で、J2・モンテディオ山形がクラブ初の決勝戦に臨む。相手はJ1リーグ、ヤマザキナビスコ杯を制し、3冠を狙う強豪G大阪。山形は昇格プレーオフでJ1復帰を決め、勢いに乗る。13日に横浜市の日産スタジアムで行われる戦いを前に、山形の過去の大会と今大会の戦績などを振り返り、頂上決戦を展望する。(報道部・佐藤裕樹)
山形は地域リーグ、JFL時代を含め、天皇杯は23回目の出場。これまで最高は1999年、2010年のベスト8だった。J2チームの決勝進出は第91回大会のF東京―京都(ともにJ2)以来、3大会ぶり。東北勢の決勝進出は、戦前の1933(昭和8)年に準優勝した仙台サッカークラブまでさかのぼる。
山形が初の8強入りを決めた99年の第79回大会。J2の山形は3回戦で神戸、4回戦でC大阪といずれもJ1勢を制して勝ち進んだ。準々決勝でJ1柏に敗れたものの、クラブ史に新たな歴史を刻んだ。その当時、選手として活躍した高橋健二コーチは「神戸、C大阪とJ1チームを二つ倒し、自分たちはやれるぞという手応えを感じた」と懐かしむ。