100082☆So 2022/08/29 18:02 (iOS14.8.1)
サッカーダイジェストコラムより

「この試合だけを見れば、「藤枝はなぜ6連勝もできたんだ?」と疑問を持つ人も多いだろう。だが、6月下旬から一気に順位を上げてきた藤枝が、今もJ3の中で注目すべきチームであるのに変わりはない。なぜなら、3部のカテゴリーでは成功しにくい理想主義的なサッカーで結果を出しつつあるからだ。

 昨年7月から藤枝の指揮を執っている須藤大輔監督は、「究極のエンターテイメントサッカーを目ざす」と堂々と宣言し、GKもビルドアップに参加して圧倒的にボールを支配しながら、1点2点では満足せずに多くのゴールを奪っていく、超攻撃的サッカーを志している。

 もちろんJ3にも以前からサッカーの美学にこだわるチーム(監督)は存在していたが、目ざすスタイルを完成させるには時間がかかるため、現実主義のチームに押し負けて結果を出せないまま監督交代に追いやられ、路線変更に至るケースが多い。藤枝でも、2018年途中までの大石篤人監督体制から、石ア信弘監督にバトンタッチした際には、そうした流れがあった。

 その一方で、2020年にJ2昇格を勝ち取った秋田や、昨年昇格を決めた岩手は、インテンシティを前面に出す徹底したダイレクトサッカーで結果を出しており、J3ではそのスタイルのほうが昇格への近道という傾向がある。JFLから昇格して1年目で首位に立っているいわきは、まさにそちらの系統と言える。

 須藤監督も当然そうした時流は理解しているが、それでもあえて自分たちの理想を追求する姿勢を貫いている。それが絵に描いた餅ではなく、着実に試合展開に反映され、結果にもつながっているのは、質の高い練習ができているからに他ならない。」

理想追求と現実主義
なかなか難しい。
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