352472☆ポポ♂ 2017/12/07 23:42 (Safari)
Number webより #3
不安を振り切ろうとする浦和を救う衝撃の一発。
その言葉通りの展開だった。後半途中、相手に退場者が出て数的優位に立った浦和レッズのベンチが動く。興梠とポジションを代えて、ラファエル・シルバがセンターフォワードに移った。
背中を押されるように最前線に立ったストライカーが、大仕事をやってのける。88分、武藤雄樹からの浮き球の縦パスを受けると、DFをブロックしながら反転して瞬時に加速。ペナルティエリアに入った瞬間、躊躇わず右足を振り抜く。
「上手くターンができて、しっかり強いシュートを放つことができた」
弾丸と化したボールは、GKの手をすり抜けてゴールネットに突き刺さった。
ここ数年、浦和レッズは終盤の失点で目の前にあったタイトルを逃してきた。今回も数的優位に立っていても、1点奪われれば逆転負け……という状況。浦和レッズに携わる全ての人の不安をふり払った一発。あらゆる人のいろいろな想いが詰まった痺れるゴールだった。
信じた道をまっすぐに進んだ先に、世界はあった。
「無我夢中だったから、一体、何が起きたのかよく分からなかった」
ラファエル・シルバが気付いた時、燃えるように歓喜する真っ赤なサポーターが目に飛び込んだ。そしてチームメイトが笑顔を浮かべて駆け寄ってくる。
「第1戦で負った怪我を乗り越えるのは思っていた以上に大変だった。でも、たくさんの声援が僕を後押しして、さらに強くしてくれた。(優勝決定の瞬間は)笑って、泣いて……喜びを爆発させて、最高にエキサイトなシーンだったよ」
第1戦後、懸命にリハビリに取り組む姿を間近で見守ってきたのは、ロドリゴ通訳だった。SNSによる騒動が飛び込むなか、ラファエル・シルバはプロフェッショナルに徹し、コンディションを仕上げてみせた。優勝決定直後には、ロッカールームから2人でバナナを食べる差別反対のメッセージ動画をSNSにアップした。
ラファエル・シルバは、まっすぐ突き進みゴールを奪った。準決勝からの4試合で3ゴール。圧巻の活躍ぶりで、浦和レッズを10年ぶり2度目のアジア制覇に導いた。表彰式の行われるピッチ上には、ロドリゴ通訳と抱き合って2人で男泣きする姿があった。
「信じた道をまっすぐ進みなさい。前向きに」
気丈だった母の言葉は、今でも宝物だ。心の中でダイヤモンドのように輝き光を放っている。12月9日、浦和のクラブW杯が始まる。アジアから世界へ――切り拓いたその道を、ラファエル・シルバが突き進む。
(「JリーグPRESS」塚越始 = 文)
headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171207-00829443-number-socc&p=1より引用
ラファは傭兵じゃなく浦和の宝物だと思うわ。