715700☆ああ■ 2020/07/09 18:35 (iPhone ios13.5.1)
ベガルタ仙台の勝利から一夜明けた午前11時前。浦和レッズの選手たちがクラブハウスからぽつぽつと姿を見せ、練習場に出てきた。全員がそろったところで円陣。大槻毅監督が少し話をすると、しばらくしてゆっくりジョギングを開始。よく見ると、練習着に交じり、一人だけユニフォーム姿の男がいる。どうも様子がおかしい。リラックスした選手たちには笑顔が広がり、槙野智章の声が聞こえてきた。
「メディアタイム、メディアタイム」
練習場の脇にズラリと並んだ報道陣が、一斉にカメラを構える。列から外れて走ってきたのは興梠慎三である。くるりと背中を向けると、100ゴールにちなんで背番号100が見える。カニ走りでシャツをぴんと引っ張るパフォーマンスまで披露。試合ではお見かけしないポーズである。前日の仙台戦後はクラブ記録について聞かれても、「チームの勝利が一番」とさほど興味を示さなかったものの、この日は上機嫌でサービス。