776947☆ああ 2025/10/16 17:40 (iOS18.6.2)
J1柏は16日、柏市内で次節のG大阪戦(18日・パナスタ)へ向けた調整を非公開で行った。ブラジル出身のDFジエゴが練習後に取材に応じ、14日の日本―ブラジル戦について語った。
森保ジャパンは14日にサッカー王国のブラジルを通算14度目の対戦で初めて倒した。試合内容も前半に2点を失いながら、後半に3点を奪っての逆転勝ち。ブラジル紙「グローボ」によると、ブラジル代表が公式戦で2―0から逆転負けしたのは史上初だという。日本にとっては歴史的勝利、ブラジルにとっては屈辱的な敗戦となった。
今季の柏で唯一の外国出身選手として活躍するジエゴは、現地で友人らと生観戦したという。日本代表の勝利を「日本のサッカーが進化しているという意味では、いいものを見ることが出来た。今後も日本のサッカーの発展につながる試合だった」としつつも、「試合としては良かったが、我々としてはそんなに良くなかった」と複雑な心境であることも明かした。
2017年に当時J2の松本に加入してから、今年で来日9年目。取材では通訳を介して話すが、日常会話は日本語でも可能なほどなじんでいるが、母国への誇りは持ち続けている。ジエゴはブラジル代表の愛称である「セレソン」という言葉も交えながら、「どこにいても自分の心は変わらないし、自分はどこにいてもブラジル人。例えば、日本人がブラジルに行っても日本代表を応援するのと同じじゃないかな」と笑った。
リーグ戦は残り5試合。柏は首位の鹿島を勝ち点5差で追っている。ジエゴは左サイドが本職だが、9月28日の川崎戦と今月4日の横浜FM戦では「(サッカー人生で)初めて」という右ウィングバックにも挑戦した。川崎戦では右サイドから切り込み、ストライカーばりのゴールも決めている。残り試合でも活躍が期待される。
ジエゴは「私が右でプレーしたことで自分の可能性も広がったと思うし、そういうチャレンジが出来て、有意義な経験」とうなずくと「1つ良かったのは、中に切り込んでゴールを決めた場面。ああいうプレーはDFとしてはすごいやりづらい。ああいうプレーができるのは1つの収穫。もちろんまだ右のポジションで課題もあるし、もっともっと改善の余地もあるが、いい経験になっている」と話した。