790812☆ああ 2025/11/14 11:53 (iOS18.7.1)
鈴木 潤 footballista
実際に1月9日の始動初日。練習後に話を聞いた古賀や山田は、リカルド・ロドリゲス監督の求めるスタイルに、アカデミー時代と同じ感覚を抱いた。
「個人的には今年からもう一回やろうとしているサッカーの部分は、忘れずにやってきたつもりですし、自分自身もそこは大事にしてきたつもりなので、多少、久しぶりだなという感じがしました。でも戸惑うこともなくスムーズにやれていますし、やりやすいです」(古賀)
「攻撃的になるというので、すごく楽しみです。サッカー選手として成長できそうだという感触がありますし、アカデミーでやってきた自分の持ち味に立ち返って、自分のプレーができるようにやっていきたいと思います」(山田)
始動初日から早くも戦術的なメニューを取り入れ、ポジショニングやパス一つひとつにこだわりを持つリカルド・ロドリゲス監督の要求に、古賀や山田は懐かしさを感じながらプレーをしていた。
こうした彼らの言葉を聞いて、思い起こされたのが10年前の記憶だった。
2015年、前年限りで退任したネルシーニョ監督の後を継ぎ、新たに吉田達磨監督が就任した。この監督交代を機に、チームのスタイルはネルシーニョ式の堅守速攻から、アカデミーのコンセプトと同じポゼッションへと移行するのだが、10年前の始動初日に聞いた工藤壮人、茨田陽生の話が、前述の古賀、山田のコメントと絶妙にシンクロするのだ。