確かに4-1-2-3のハイプレスだけでは、ボールを持たされた時の突破が貧弱になる。相手に中盤を省略された時も、良さが発揮されない。プランBとして、少し自分達がポゼッションをする時間を用意する。ここまでは2025シーズン上手く行っていた。今期のデータでは京都のボール保持率がリーグ上位だとされる。そこまで行くと、観客はチームカラーを感じなくなる。パターンの分散は、実行する選手に共通意識を持たせにくくなるかもしれない。特に圧力を全面にしているタイプのチームには。
一方、プレー強度の高さは京都だけのものではなくて、リーグで標準化されている。警告の多さだけが元の戦術の余韻のように残る。ゲーム理論には完全な答えが存在しない。戦術も選手も、常に変化し続ける必要がある。生物進化と同じように。サッカーは生きているからおもしろい。