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中田監督のツイートをただただ拒絶するのではなく、耳を傾けてみることからはじめてみた時、個人的に興味深かったのは2点。
一つ目は、12月20日の記事。
趣旨を意訳すると、監督は前もっての計画や戦略も大事だけど、現場における個々の判断も重要だと言っている。
そういった個の判断に周りがアドリブ的に反応していき、それが渦のように広がっていくことでゴールへと向かう・・・
それはピッチ上においてかつて大木監督が志向していた個々の判断に周りが連動し、ジャズの即興演奏のように相手を崩していくサッカーに似たものを感じた。
ただ、中田監督の面白いところは、おそらくその渦をピッチ上に留まらずピッチ外まで広げようとしているところ。
ゴールも、単に点を取るという意味ではなく、より広い意味での私たちの目指すべき目的地ということになって行くだろう。
監督はサポーターも仲間なんだ、排除しないんだと言っているように聞こえる(昨日のツイートなどにもそれは通底している)。
もう一つはよりミクロなレベルにフォーカスした12月25日の記事。
目的を実現するにあたって細部に対してこだわり、ディテールを重視する姿勢が見られる。
例えば身体の動かし方やそこでのイメージ図式。
「自分の身体を操れなければボールなど操れない。さらにスペースやタイミングを創造する為に相手を操ることなど到底できない」という主張には
石丸監督が志向した攻守にわたるアクションサッカーと同質のものを感じた。
現時点では中田監督がどういうサッカーを志向しているのかまでは分からない。
大木監督のようにハイプレス、ハイラインで、奪われたら即囲い込んでショートカウンターみたいにいくのか、
石丸監督のようにミドルゾーンに網を張ってミドルプレス、奪ったらハーフカウンター気味にドリブルで(主にハーフスペースを)崩していくのか、
あるいは布部監督みたいに、重心を後ろにおいて、深いラインからロングボールやサイドからのクロスを中心に、縦に速い攻めを目指すのか?
でもベースにあるフィロソフィーのようなものはかいま見えるように思う。