>>982420
サッカー観の差なので平行線になると思うけど反論を書きますね。
私はトリニータのこれまでで一番攻撃的と思ったのは、下平さんの時のサッカーです。
下平さんのサッカーは、ボールを奪われなければ失点しないという考えをベースにボール保持を続けてゴールを狙うサッカーで、逆にボールを奪われた後のリスク管理はほとんど行なわなかったと思います。
その観点でとても攻撃的なサッカーだと思います。
ちなみに私はサッカーの組み立て方を基準に攻撃的、守備的と考えるので、得点の多さ少なさはあまり参考にしていません。それはあくまで結果論でしかないからです。
一方、片野坂さん(一次)のサッカーは、まず最初にブロックをきちんと作る守備が基礎にあって、ボールを奪う位置は低くてもかまわないという考え方だと思っています。
なので、守備から入るサッカー、守備しかしないという意味ではなく守備が基本にあるサッカーと思っています。
目立つのは疑似カンターですけど、あれは当時とても新しい戦術でした。
ゴールキーパーも組み立てに参加することでDFラインの数的優位を作りつつ、5レーン理論を適用し外側2つのレーンを使ってドリブルやワンツーなどを多用して前へ持ち上がる。
そして相手の陣形が崩しゴールを狙うというサッカーですね。
相手が意図通りにならなければ、一度DFラインまでバックパスして作り直すというサッカーでしたから、この辺りも攻撃的というより相手のカウンターを未然に防ぐという観点で守備的だと思っています。
今では5レーン理論とかも古びた理論になってしまいましたし、作り直そうとして後ろにパスを出した時に強烈なハイプレスをかける戦術が一般的になって、疑似カウンターは通用しなくなりましたけどね。
2018〜19年は戦術的な観点でとても面白いサッカーだったと思います。
でも今はアスリート性を高めないと通用しないので、チームを作り直す必要はありそうです。