204986☆ああ 2019/06/26 00:41 (Chrome)
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「攻撃力高めるには前線に人数を残しておけば良い」というのはウイイレなどゲーム内でのみ実現可能な発想です。
J1では相手の攻撃力も凄まじいという事実はまず押さえておきましょう。
・DF3人とボランチだけで攻撃を食い止めるのはまず不可能です。そもそも世界中どの3バックのチームを見ても守備時に両ウィングが降りてこないなんてことはまず有り得ません。
・両ウィングを高い位置にしたままだと、パスを繋いで剥がしていくというサッカーができません。選手間の距離が広がり中盤が間延びするからです。
・つまり中盤が間延びすると攻撃する時は縦に放り込むだけの、いわゆる縦ポンサッカーにならざるを得ません。
・さらに、中盤が間延びするとウィングの裏、3バックの横、ボランチの脇などのスペースがガラ空きで相手側は攻撃しやすくなります。
攻撃シーンがたくさん見れれば確かに楽しいのですが、サッカー、というかスポーツはそんなに甘くないのです。
なのでまずはサッカーを見る時に、攻撃においても守備においても相手を上回るには「数的優位を作る必要がある」「相手のスペースを広げ、こちらのスペースは与えない」という基本的な部分に注目して見てみましょう。すると、どんな駆け引きが両チームで行われているかが見えてきて面白くなります。