25396☆マラドーナ 2015/02/24 22:03 (iPhone ios8.1.3)
就任5年目となる田坂和昭監督が新しい試みに挑戦している。
始動から実戦形式のメニューを取り入れ、先週からトレーニング強度を高め、フィジカルを追い込んでいる。「セオリーで考えれば身体を作って戦術を高めていく方が、大きなリスクもなく開幕を迎えられると思う」(田坂監督)。それでも戦術浸透を優先したのは理由があった。
新加入選手が13人も加わり新たなチームになったことでコンセプトの基本概念を浸透させたかったからだ。
システムを生かす時に最も重要なことは、チームとしてのアイデンティティをしっかり確立すること。「チームの決まり事があって、そのなかで個性を出さなければいけない」と常々語る田坂監督は、局面において、どのような走りをすればいいのか。また別の局面では、いかに攻撃をすればいいのか、いかに守備をすればいいのかーー。そうしたことを実践しながら、選手に戦術を植え付けている。
「システムの基本的な概念、動き、流れ役割を選手たちがしっかり理解していなければ、システムが高い水準で機能することは、まずないと言っていい。監督としての手腕は、選手一人ひとりにその考えを理解させ、チーム全体に浸透させられるか否かだと思っている」
ただ、システムありきという考えはない。田坂監督は「どんなシステムにも一長一短あるし、システムはあくまでもシステムということ。システムが選手より重要なのではない」と語る。
今季は3バックと4バックを併用し、相手により柔軟な戦い方を変える。これまでの4年間、「自分たちのサッカーを貫く」と初志貫徹を通した田坂監督。「変えないと変化は起きないし進歩はない。自分自身がそこを恐れたら駄目。変化することは捉え方によるとブレていると言われるが、私は成長するチャレンジだと思っている」と前向きだ。
変えると変えないことの境界線は微妙だが、貫けば貫くほど頑固だと言われるし、結果が出ていればそれでもいいとは思う。サッカーは同じことをずっとやって勝てるスポーツではない。多少の変化を加えないといけない。その辺りは「チームの状況を見て、選手に気持ち良くサッカーをさせることが必要だと思っている」と語った田坂監督の手綱さばきに期待したい。
reported by 柚野真也