841321☆ああ 2024/10/06 22:56 (Android)
【大分1―4長崎評】
大分は大量失点を喫し、長崎に敗れた。
押し込まれる展開が続いた大分は前半24分、GK文のパスをカットされ先制を許した。その後もペースをつかめないまま、33分にCKから2点目を奪われた。
後半は4分に失点。交代カードを切り44分に1点を返したものの、追加タイムに加点され、そのまま敗れた。
■上位に力の差、攻守でミス
上位に力の差を見せつけられ、大分は今季最多の4失点。新スタジアムでの初陣を飾ろうと意気込む長崎に押され、何もできなかった。試合後の選手たちは苦悶(くもん)の表情を浮かべた。
24分、GK文慶建(ムンキョンゴン)のパスミスが失点に直結した。「これでプランが崩れてしまった」と片野坂知宏監督。流れをつかめないまま、追加点を許した。
後半からU―19(19歳以下)日本代表の活動から帰国したMF保田堅心を投入。ピッチの選手に反撃のメッセージを送ったが、早々に3点目を奪われた。終盤にDFペレイラが一矢報いたのが精いっぱい。DF安藤智哉は「残留を目指す上であってはいけないミスばかり。球際の局面でも差があった」と悔やんだ。
後方で球を回せても、圧力をかけられると苦し紛れに蹴り出し、攻撃に転じようとしてもパスミスをしてしまう。MF野村直輝は仲間のプレーを「自分のところでミスをしたくない気持ちがあり、プレーが消極的になっている」と評し、苦悩をにじませた。
次戦はホームで順位が近い水戸との対戦。J2残留を争う18位栃木が引き分け、勝ち点差は5。残り4試合はしびれるような緊張感の中で戦うことになる。
2週間の準備期間に向け、片野坂監督は「まずは選手のメンタル回復に努め、簡単なミスをなくすようにしていく」と必死に言葉を絞り出した。
大分トリニータ・片野坂知宏監督の話 サポーターが多く集まってくれた中、情けない結果になり申し訳ない。目標を残留に切り替えたわれわれにとっては勝ち点が必要だった。相手の守備を動かすことができなかった。
GK文慶建(ムンキョンゴン)(1失点目は)ロングボールを蹴ってもセカンドボールを拾われる雰囲気だったため、つなぐことを選んだ。最近、同じようなミスで失点になっている。反省しなければいけない。