237686☆ああ 2019/09/02 19:40 (SC-02H)
男性
この連載楽しみだな


 J1ベガルタ仙台から欧州へ羽ばたいた日本代表GKシュミット・ダニエル(27)がスポーツ報知で連載「シュミットのベルギー便り」を始める。

 シントトロイデンのシュミット・ダニエルです。ベルギーに渡って、約1か月半が過ぎました。様々な国籍の新しいチームメートはみんないいやつばかりで、すぐにうち解けることができました。英語でのコミュニケーションも特に不安を感じることなくできています。日本にいる妻と娘たちとも今月中旬あたりから一緒に暮らす準備が整い、今からとても楽しみです。

 リーグ戦には想像していたより早く出ることができました。昨季リーグ戦全試合に出場した正GKケニー・ステッペ選手が開幕戦後に負傷した影響もあり、第2節で早速、出番が来ました。結果は0―6で、敗戦という悔しいデビューになってしまいました。昨季の主力が多く抜け、チームも出来上がっていないという状況で、監督(マーク・ブレイス)の要求を自分たちが果たせず、どんどんリズムが崩れて失点を重ねてしまいました。「これからどうやって強くなっていくのか。どうなるのだろうか」と思ったりもしました。

 今は新しい選手も入ってきて、チームの状態も上がってきました。それぞれの選手がお互いの特徴を理解し合って連係面もかなり良くなってきたと思います。第3節のスタンダール戦(2○1)で初勝利し、第5節のワーレヘム戦(0△0)で、チームとして今季初めて無失点の試合ができました。試合に出られるのはやっぱり楽しい。チームの目標はプレーオフ1【注】に出場すること。個人的にはCLやELへ出場できるのが理想です。そこを目指していきたいと思っています。

 ベルギーリーグはJリーグと比べて攻守の切り替えが早く、すぐにゴール前に行き、試合が落ち着く時間が少ないという印象です。選手1人1人にプレーするスペースがあり、個人の力をアピールするにはもってこいの環境だなと感じています。観戦している人にとってもエキサイティングだと思います。

 9月10日からは、いよいよW杯アジア2次予選が始まります。試合に出られるとしたら、責任感をすごく感じると思うし、背負うものも大きい。その中で、気負いすぎないように心のバランスをとっていきたい。とにかく勝つ。W杯につなげられるようにしていきたいです。

 18年シーズンに共に仙台でプレ―した板倉滉選手(当時は川崎からの期限付き移籍)ともシントトロイデンから車で2時間半ほどかけて行ったアムステルダム(オランダ)で再会しました。今季はフローニンゲン(オランダ1部)でレギュラーをつかみ、充実した表情をしていました。2人の会話の内容はだいたい仙台の話しです。彼からはすごい仙台愛を感じました(笑)。

 最後に、シーズン途中で仙台を離れてしまった自分が話す資格はないかもしれませんが、今もベガルタ仙台の勝利を常に願い、結果を気にかけています。自分の移籍が決まった後に加入したGKヤクブスウォビィク選手はベガルタに合流した時から、その能力の高さを確信しました。自分よりも仙台を上に押し上げる力があると感じました。僕も彼に負けないくらいこっちで成長できるように頑張りたいと思います。(シントトロイデンGK)

 
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