327625☆にく 2021/03/05 22:18 (Chrome)
10年前の地震があった後に、
俺は、震災からの復旧に関わる、とある仕事をしていた。
その仕事には、県外から応援に来てくれている人達もいた。
その中にいた川崎から来てくれている人とたまたま出会って、
必然的にJリーグの再開試合が仙台と川崎になった話をしていた。
応援に行きたいけれど、仕事を休めやしないし、
県外からわざわざ来てくれる人がいるなかで、
自分が逆に県外に出てサッカーの応援に行くなんて、
出来やしないと思っていた。
そんなことを話していたら、その人は、
「ここは俺たちに任せて行って来いよ。」
と言ってくれた。俺は自分の気持ちを伝えて、
行ける訳がないと言ったら、その人は、
「俺らは、お前らが日常を取り戻すために来ているんだ。
お前の日常が、ベガルタを応援することなら、
ここは俺らに任せて、それを取り戻しに行ってこい。」と背中を押された。
気付いたら、あの日、俺は等々力にいた。
川崎サポーターとすれ違うたびに、励ましの声を掛けられ・・・
その後のことは説明不要だろう。
森山直太朗の「さくら」がさっきテレビで流れていたけれど、
この曲を聞くために、あの日のことを思い出す。
川崎の方々からは、どれだけの力をいただいたことだろう。
俺は川崎の方々への感謝の気持ちを絶対に忘れない。絶対に。
明日はビジター席がないようで、とても残念だけれど、
だからこそ、フロンターレへの最大限の敬意を払って、
ベガルタを最大限の拍手と手拍子で全身全霊をかけて応援する。
絶対に勝つ!