433296☆報知 2021/11/21 06:16 (A003SH)
人心掌握にたけたモチベーターとして期待された手倉森監督だったが、ベンチやロッカー、そして選手の胸の内には不満が噴出していた。ある選手はこう漏らした。「4、5月くらいまでは心を奮い立たせてくれる人だと思っていたが、勝てば自分のおかげ、負けたら選手のせいにしたりする一面が見えて不信感が芽生えた」
起用に不公平さがあったのかはベンチ外からは分からない。練習場や、練習試合で結果を残してもチャンスがもらえなければ不満が出るのは当然だからだ。ただ、その理由を納得させられていたのかは疑問だ。チーム関係者も「信心深い」と認める指揮官に対し、この日はサポーターからも揶揄(やゆ)する罵声が飛んだが、シーズン中に主力を含めた多くの選手から「占いや験担ぎとかでメンバーを選んでいるんじゃないか」などと勘ぐる声が出ていた。
14〜19年に指揮官を務めた渡辺晋元監督は、選手をメンバーから外す時などには様々なデータを見せて理由を説明。可能な限り起用法を納得させる努力をしていた。少なくとも今季のように疑心暗鬼の声が充満していることはなかった。
どこがモチベーターや。
ふざけるのもいい加減にしてくれ。