209286☆そら 2018/11/29 14:53 (SO-03H))
継続性はあるのか?
ストーミングスタイルとポジショナルプレーを絡めて、佐久間GMの監督選びや継続性に疑問があるのでは?と訊ねられた質問がありましたが、自分はそういった印象は持ってません。
確かにマスコミはポゼッションサッカーとトランジッションサッカーを昔から名前を変えては対立軸にしたがりますが、本来はサッカーにはどちらも必要なモノだと思います。
例えば、大木ヴァンフォーレを見てた人達には、ハイプレスを掛けてのショートカウンターの有効性も、相手にスペースを消されたりロングボールで頭を越された時に、後ろでボールを廻してるだけではポゼッションにはならないのも知ってると思います。
また吉田ヴァンフォーレの時には、所属する選手たちのレベルに関係なくポジショニングとボールの動かし方一つで、相手を動かしてビルドアップが出来る可能性を見せてくれたと自分は思います。
解任時のヴァンフォーレを振り返ると、あまりに手数を掛けたサイド攻撃の比率が高く、センターからの攻撃が少なかった印象です。
一方の上野ヴァンフォーレは手数を掛けずにセンターからもサイドからも攻めるカタチでした。
山口時代からずっとこのスタイルだと思います。
バホスや小塚が真ん中を割るだけでなく、道渕・高野といったWBの活躍が印象に残ってる人も多いでしょう。
確かに、ボールを自分達が動かして相手の隙を作りだすのと、ボールハントの際に積極的に相手を追い込んでいくやり方は真逆に見えますが、レアルマドリーなども使い分けますし、もっと言えば天皇杯で対戦した鹿島なども対戦相手で変えるのではなく、試合の流れの中やスコア次第で使い分けてると思います。
おそらく佐久間さんの理想はベルデニックがしていたサッカーで、だから山梨の指導者講習会にも呼んだ事があるし、根底には自身が衝撃を受けたダッチビジョンもあるので、対戦相手とのチカラ関係や試合の展開次第で、フットボールをしながら守備時も攻撃時も相手をコントロールしたいのだと考えます。
実際にはルヴァンを獲った湘南でさえ、ストーミングスタイルだけに注目すれば数年前の方が際立っていたと思いますが、それだけでは結果が出せなくて、他の要素も追加しながらの現状なのだと思います。
なので、吉田さんから上野さんの流れも、どちらも若手を伸ばしてくれますし、その時にチームに足りないモノを埋めてくれるという視点からは自然な流れだった気が自分はしてます。