643783☆aaa 2024/06/04 18:48 (Chrome)
男性
ご一考を
1か月後に夏の移籍ウインドウが開くこともあり、「プロの組織論」を個人的には興味深く読みました。以下、あくまで私見です。断わっておきますが、今の甲府というチームにはシンパシーを感じていますが、特定の人物に肩入れするつもりは毛頭ございません。それにたまに耳にする業界話で特筆すべき事項もありません。こで興味のない方、長文嫌悪の方はぜひスルー願います。
ご存じの通り、選手には契約期間があります。カテゴリーによって多少差は出ますが、ルーキーで1〜3年(将来性で増減)、その後は2年が一般的かと思います。卑近な例です。今シーズン期限を迎えるA選手は所属チームでベンチ外が多く、出場機会が得られていません。このまま期限を迎えると当然解雇されます。A選手は所属チームにレンタルor完全移籍を申し出ます。その後、A選手の市場価値はどうやって決まっていくか。端的に言えば、移籍先が見つかるかどうか。結論は、これまでの実績等々も加味されますが、スーパーな「A+」「◎+」評価でない限り、経歴の浅い選手ほど、直近の実践ゲームに出場しないことには、市場の遡上にすら載れません。他チーム(強化部スカウト)は、途中出場でも実践のピッチに立ってパフォーマンスを披露してくれない限り、チェック必須の「故障持ち」がどうかの見極めすらできないからです。それでも海外やJ1はビジネスライクなチームが多いです。監督と折り合いが悪いなどで途中出場の機会すら与えられず期限満了解雇となり、トライアウトに回る選手も毎年多数出ているのはご存じの通り。
これも例えです。B選手の出身地でゲームが予定されている。最近はベンチ外が多いが、その日ではベンチ入りして終了間際の数分だけピッチに送り出された。ために目にするケースです。はたして世の中のサッカーファン、強いてはそのチームのサポーターは、監督は勝負を捨てていると批難するでしょうか。けが人などのチーム状況、ゲーム展開、その選手のコンデションと戦術との親和性、ファンサービス、今後のゲーム日程など諸条件をオーラルジャッジした上で、これも「ワンゲーム」として成立するとの判断でしょう。たとえゲームに敗れても、監督(社長)は株主(スポンサー)に企業価値を毀損していない旨、縷々説明可能です。「途中出場」だけ見ても、大上段に構えて見れば選手生命も内包した多角的、多面的な含意が込められており、一概には説明が難しいor不可能だと思います。
最後に付言です。多く語れませんが、ほぼ全てのプロの監督、コーチ、選手は自身の年俸を含めた契約のためにチームと交渉するエージェントを個人的に雇っています。よって、エージェントは多数の選手らと契約関係にあるため、本当にいろいろなチームの内情に通じていますよ。昨夜の板の方もここに触れることは憚れたと推察します。